●平成17年11月30日 |
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【 道路特定財源の一般財源化に反対 】 |
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小泉政権は国民の後押しもあり、なんでもできる政権になったが、
郵政・公団の民営化はよしとしても道路特定財源の一般財源化は納得できない。
道路特定財源を福祉や高齢者のためにと言えばたしかに聞こえはよい。
しかしこの財源は道路整備のために創設されたもの。国税として
ガソリン税(24.8円/Lが48.6円/Lに)重量税(昭和46年から)などで、
約3.5兆円。地方税として軽油税(15.0円/Lから32.1円/Lに)や
自動車取得税(昭和43年から)などで約2.3兆円。自動車の利用者が
利用に応じて負担するものとして今まで我々は血税を払った。
日本は、先進国に対し首都圏の環状道路整備では大きく遅れをとっている。
東京は23%である。ロンドンは100%、ベルリン97%、パリ84%で、
バンコク(79%)やソウル(72%)にも負けており散々な状況が続いている。
山村においては予算がつかず忘れられた村もある。アスファルトではなく
地道をつくればよい。重機と砕石があれば立派な車の通る道ができる。
まだまだこの日本、インフラが完成されていない。一般財源化するなら、
まずガソリン税と軽油税を今の暫定税率からもとの本則税率に下げるべきだ。
(日本砕石新聞(平成17年11月30日)掲載) |
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●平成17年10月31日 |
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【 おかげさまで創業60周年 】 |
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10月15日、おかげさまで創業60周年を迎えることができました。
皆々様のご指導ご支援の賜物と心から感謝いたしております。
今後とも、お引き立ての程よろしくお願い申し上げます。
10月19日、弊社元相談役、塩本高徳が92才の天寿を全ういたしました。
ここに生前のご厚情に対し厚く御礼申し上げます。
代表取締役社長 小坂 佳三
(日本砕石新聞(平成17年10月31日)掲載) |
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●平成17年9月30日 |
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【 骨材内外価格差 】 |
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9月6日から8日まで、第32回全国砕石技術大会(名古屋)が開催され、
500名が参加し、成功裡に閉会した。業界は依然厳しい状況が続いている。
パネルディスカッションにおいても品質のあり方について、行政、生コン、
我々と考え方にはズレがあり、今後も話し合いの場を持たねばならぬ。
懇親会では、主催側の配慮で御当地名古屋名物が多々あり、マグロの
活き造りでは盛り上がって、久しぶりに楽しい場となった。参加者も
満足だった。
砕石の値上げ交渉が活発になった。何回となく理解してもらえなかったが、
もう限界である。生産コストの上昇、輸送コストの上昇で特に関東圏や
関西圏はギブアップである。「お茶漬け食べて頑張りましょう」と言ったら
「いやいやスープを飲んでます」と言われ、うなってしまった。
経済産業省の発表で、日本の骨材は調査対象国5ヵ国に対してすべて割高
とのこと。香港の砕石とは1.75倍、砂は4倍高い。内外価格差の公式は、
日本の価格を海外の価格×為替レートで割ったもの。ちょっと待ってください。
いいかげんなこと言わないで。日本で1,000円が香港で570円だから1.75倍。
数字はそうだが、ジョーとコーンだけの砕石の品質の違い、また物価は
どうかなど、もっと本気で調査してもらわねば、スープを飲んでいる我々は
たまったものではない。
9月11日、第44回衆院総選挙は自民の圧勝296議席、与党で327議席で、
320議席の3分の2を確保した。法案はなんでも成立するのだ。まさかここまで
勝つなんて誰も思っていなかった。
(日本砕石新聞(平成17年9月30日)広告掲載) |
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●平成17年8月31日 |
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【 第32回全国砕石技術大会(名古屋) 】 |
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8月30日、第44回総選挙が公示された。小泉改革が問われる。自民・
公明両党が過半数241議席を維持するか、民主党中心の政権になるか、
国民の審判がくだる。9月11日選挙だ。
第32回全国砕石技術大会(名古屋)
平成17年9月6日(火)~8日(木)
会場「愛知県中小企業センター」
8月30日、2006年度予算が発表された。3.8%増の85兆2,700億円。
公共事業に関係する財政投融資(財投)の要求額は16兆3,200億円で、
今年度計画より4.8%減になっており、7年連続である。
今回の選挙において、自民のマニフェストでは「公共事業に関しては
コスト改革で07年度までに15%の総合コスト削減」と言及し、民主は
「08年度までの3年間で公共事業費などを17兆円削減する」と言っている。
(日本砕石新聞(平成17年8月31日)広告掲載) |
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●平成17年7月30日 |
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【 衆院解散 9.11総選挙 】 |
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8月8日、参院本会議で郵政民営化法案が反対125票、賛成108票の大差で否決
された。民営化すべきと思っていたので残念だ。小泉首相は衆院解散を決定し、
選挙は9月11日、政界再編含みの重大局面を迎えることになった。
アメリカでは7月29日、道路整備法案が可決され、2009年度までに
過去最大額の32兆円を投じる。巨大な公共投資により地域経済の浮揚を図ると
思われる。
日本の道路整備はスローダウンになった。線にならない。点があっても
つながらなければ経済効果は発揮されない。住民が国家権力に反対し、裁判所が
応援し、道路がいつ完成するのか誰にもわからない。血税がたれ流しで輸血に
なっていない。
中国は日本のODAを使い、新しい空港・道路・鉄道・地下鉄をどんどん完成
させている。東京都を囲む圏央道はあと20年かかっても完成できない。同規模の
インフラを中国では4年で完成できる。地の利が良い。世界の工場、世界の
インフレイーターを誰もが認めざるを得ない。北京、上海を眺めれば納得する。
日本の経済浮揚が何故できないのか。国民が他人事ではなく、本気で諸問題を
考える時が来た。9月11日、総選挙だ。 (8月9日付)
(日本砕石新聞(平成17年7月30日)広告掲載) |
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●平成17年6月15日 |
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【 日本砕石協会創立50周年記念式典 】 |
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5月24日、東京にて“日本砕石協会創立50周年記念式典”が約600名参加し盛大 に開催された。
6月3日には、宇都宮にて“全国砂利業者大会”が約500名参加し開催された。
2003年度の骨材需要が経済産業省から報告され、予想はしたが7億トンを割っ
た。ただ6億3,900万トンと前年比約1割ダウンとは誰も予測しなかった。1971年
(昭和46年)の6億3,300万トンの水準で34年前に戻ったことになる。プラントが
大型化している現在、いかに厳しい現状にあるか、数字が訴えている。供給は砕
石約4億トン(12.3%減)。砂利約2億2,000万トン(5.5%減)であった。
6月15日、東京にて骨材資源工学会の総会が約70名参加し開催された。
個人会員159名、法人会員144社、賛助会員24社で構成されているが、収入は会費
が主で、学会も苦しい運営を余儀なくされている。
六本木ヒルズの大成功で都市再開発ラッシュに弾みがかかってきた。大阪は大
阪駅周辺や御堂筋沿い、東京は六本木の防衛庁跡地、八重洲口の高層ツインタワ
ー等、ビルがニョキニョキと新幹線から見てもビックリする程だ。2004年度、不
動産市場に流入した資金は8兆2,000億円でバブル期に匹敵すると言う。その反面
骨材業界が34年前に戻ったとは悲しい限りである。少ないパイをどうするか、真
剣に業界一丸となって再考せねばならぬ。
(日本砕石新聞(平成17年6月15日)広告掲載)
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●平成17年4月30日 |
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【 建設投資、9年ぶり増 】 |
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4月25日、兵庫県尼崎市のJR福知山線、塚口−尼崎間で快速電車
が脱線事故。インフラ整備を子孫の人達のために。
主導権は人間にある。コンピューターではない。人命をあずかる人
にミスは許されない。人災である。28日現在、100名を超える方が
お亡くなりになった。御冥福をお祈りするとともに、
お怪我をされた方の一日も早い回復をお祈りしたい。
4月26日、建設経済研究所は2005年度の建設投資額が名目で、
52兆7,100億円となり、前年比0.7%増える見通しと発表した。
ただ災害復旧投資増加など、一時的な現象なので、建設投資の
持続力は不透明との事。業界、まだまだ厳しさが続く。
5月24日(火)は、日本砕石協会創立50周年記念式典が
新高輪プリンスで開催される。多くの方々と歓談したい。
(日本砕石新聞(平成17年4月30日)広告掲載) |
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●平成17年3月31日 |
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【 愛知万博(愛・地球博)が開幕 】 |
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「自然の叡智(えいち)」をテーマに愛知万博が開幕した。
3月25日から9月25日まで、121ヵ国が参加する。リニモや
ロボット、最新の技術が目白押しだが、インフラ整備をした
我々も忘れられたらこまる。
●日本砕石協会創立50周年記念式典 5月24日(火)
●全国砂利業者大会 6月3日(金)
●第32回全国砕石技術大会(名古屋)9月6日(火)~8日(木)
(愛知万博見学あり)
3月20日、福岡玄界島付近の海底でM7.0の地震が発生、
昨年12月26日、スマトラ沖の大地震M9.3に続き、3月28日にも
同海溝付近でM8を超える地震が発生した。
公共投資のGDP比率の資料がある。
30年前の列島改造ブーム約10%。10年前のバブル約8%。
2004年は4.8%前後、削減派は諸外国に比べ公共投資の比率が
まだ2倍の水準であると主張する。しかし我が国は山あり、
谷あり海あり地震ありでヨーロッパのように盆地で牧草地で
地震のない国と一緒に論じてもらってはこまる。
耐震技術、トンネル技術、骨材生産技術、世界トップの
技術集団が日本を支えて今日の発展がある。羽田拡張工事が
4月6日、5985億円で大林組などの15社JVが落札した。
4本目の滑走路が2009年に完成する。
(日本砕石新聞(平成17年3月31日)広告掲載) |
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●平成17年2月28日 |
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【 中部国際空港に一番機 】 |
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2月17日、中部国際空港が開港した。3,500メートルの滑走路、
トヨタなど民間企業や経済団体が50%出資した空港会社が
運営する。開港時の混雑ぶりにびっくり、観光バスでの
見学ツアーには参ったが、明るいショッピング街や食堂街、
風呂もあり、おもしろい空間である。展望台も無料開放され、
板張りで歩きやすく、世界の旅客機が間近で見られ、
好きな人にはたまらない。
世界の建設資材展。3月15日からコネスポ2005がラスベガスで、
6月21日からヒルヘッド2005がイギリスで開催される。
日本だけが世界から取り残された感があるが、イン
フラ整備は子孫のため、国力の原動力と再認識してもらい、
真の公共投資のあり方を議論してほしい。
2月22日、日本向け鉄鉱石価格がブラジルのリオドセと決着。
なんと前年比2005年度は71.5%アップで、そんなバカな…が
現実になった。中国向けも同様と後日発表があった。
原料調達コスト増は1兆円と言われ、鋼材価格にまたまた影響が
でると思われる。
(日本砕石新聞(平成17年2月28日)広告掲載) |
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●平成17年1月31日 |
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【 2005年建設投資 】 |
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1月18日、建設経済研究所は2005年の建設投資が
対前年度比52兆6,900億円と96年度以来9年ぶりに
0.8%プラスとなる見込みと発表した。ピーク時の6割で
下げ止まった。骨材需給は90年ピークの9.5億トンから
7億トンを切ると思われ、ピーク時の7割まで下げた。
2003年度は、砕石4.5億トン、砂利2.3億トンで、
砂利の2倍、砕石が供給していることになるただ売上高が
半分の5割になったと言われ、価格が極端に下がったと
思われる。
今年は終戦後60年。当社も今年で創業60周年を迎えました。
皆々様のご指導、ご支援のたまものと心から
感謝いたしております。
日本砕石協会も創立50周年。「業界のあり方委員会」に
期待し、厳しい業界ですが昨年よりも良い年にしたい。
(日本砕石新聞(平成17年1月31日)広告掲載) |
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●平成16年10月30日 |
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【 台風23号・新潟中越地震 】 |
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10月20日の台風23号、23日の新潟中越地震により
被害を受けられた皆様、ならびに関係者の皆様に
謹んでお見舞い申し上げます。
10月13日、第31回砕石技術大会(東京)が開催された。
賛助会員が目立ち、会員の皆さんの参加が年々
少なくなってゆくのが残念だ。業界の厳しさが伝わってくる。
来年は愛知万博の愛知県で開催される。多くの会員の
皆さんが参加してほしい。
「高規格砕砂研究会」が近畿地区の砕石生産業者8社で
発足した。砕砂の定義を明確にし、独自の品質基準を設ける。
JIS規格より上の品質を目指すとの事で、今後の活動に
期待したい。
薄鋼板の市中価格「どうなっているの…」と言いたい。
現在、冷延薄鋼板、
東京市場1トン 8万4,500円(9月末 7万4,500円)、
熱延薄鋼板1トン 8万円(9月末 7万3,500円)で、
年初比で、冷延が33%、熱延が55%のアップ率である。
骨材も素材。
値戻しを達成せねばならぬ。
(日本砕石新聞(平成16年10月30日)広告掲載) |
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●平成16年9月30日 |
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【 第二次小泉内閣の発足 】 |
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9月26日、第二次小泉内閣が発足した。
郵政民営化実現内閣を掲げ船出した。政治とカネ、年金、景気、
外交など、議論白熱で波乱の政局になろう。
10月13日、14日、第31回全国砕石技術大会(東京)が開催さ
れる。骨材業界はいまだ経験した事のない窮地に追い込まれて
いる。地価の下落、借入金の返済などで銀行と交渉が難航する。
必死になって砕石業を経営するオーナーがいる。砕石協会のある
べき姿はなにか。気になるところだ。
11月16日から19日まで、ブーマチャイナ2004(上海)が開催
される。中国も、いまだに失速しない不思議な国だ。
元の切り上げや金利の大幅な利上げがあると言われながら、
中国政府は経済最優先で突っ走っている。
上海の不動産価格はまだ上昇中、マンションラッシュ、
別荘ラッシュでインフラ整備が超特急で行われている。
我国の鋼板価格もいまだ上昇中である。
(日本砕石新聞(平成16年9月30日)広告掲載) |
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●平成16年8月30日 |
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【 経済戦争に勝たねばならぬ 】 |
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8月24日、2005年度予算の概算要求がまとまった。
公共事業関係費は今年度比17%増の7兆2142億円とした。
自然災害への対策など用途を絞らない予算も含まれている。
8月25日、羽田空港4本目の滑走路、2009年運用開始、
入札(2005年3月)は埋め立てと桟橋の組み合わせで
事実上確定となった。業界にはよいニュースである。
造船業界も活発で手持ちの工事量が増加。またゼネコンとの
全面対決を避けたと思われる。
9月になり鉄鋼大手各社が自動車メーカーなど大口取引先に
対し再値上げ(4月に実施済)の交渉を行っている。
薄鋼板(1.6mm)の市中価格は上昇カーブがまた始まり、
冷延鋼板1トン7万4,500円、熱延鋼板1トン7万3,500円と
なった鉱石、石炭価格2~3割上昇、いまだ海外の旺盛な
鉄鋼需要があり強気である。
原油価格も1バレルあたり00年30ドルから上昇を続け、
8月20日の49.4ドルから下げた。第二次石油危機、
20年前のパニックは42.8ドルまで上昇した。インフレ率から
言えば80ドルになってもおかしくない。年間消費量では
ついに中国が日本の20億バレルを抜き、22億バレルで
世界第2位となった(米国は73億バレル)。80ドルになれば
パニックは中国に始まり、世界にパニックを発信するのか。
わが国は強い指導力を持って外交や経済戦争に勝たねばならぬ。
まず体力、素晴らしいインフラを早期に増強せねばならぬ。
(日本砕石新聞(平成16年8月30日)広告掲載) |
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●平成16年7月30日 |
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【 世界に羽ばたく新空港 】 |
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7月11日の第20回参議院議員選挙は、自民51議席を
死守できず49議席。民主は12議席増の50議席となった。
秋の政局は波乱ぶくみと思われるが、すべて次回の
衆議院選挙で結果が出る。
空港、まずは羽田。12月1日に第一ターミナルの東側に
巨大商業施設をもつ第二旅客ターミナルがオープンする。
年間利用旅客数、羽田は世界で何番目か、4番目で
6,300万人である。ANAの出発ロビー、マーケットブレイスなど
未来の空港都市はこうなるのだ、と評価できる出来映えである。
また4本目の滑走路が2009年完成予定で目が離せない。
関空は9月4日、開港10周年を迎える。2本目の滑走路、
4,000mが2007年完成予定。10月24日は2期空港島内で
マラソン大会。8月からイベントが続々ある。8月28日、29日、
9月4日は連絡橋通行料が無料(5:00~20:00)になる。
中部国際空港は来年2月17日開港予定である。滑走路は3,500m。
1本である。4年半で開港、地盤に恵まれた空港である。
やさしさ、わかりやすさ、安心、賑わい、の4点を
基本コンセプトとしており、出発コンコースのラウンジ、
ガラスのカーテンウォール、展望風呂などあり、
楽しみな空港である。
中国・広州新空港が8月5日開港した。3,800m、3,600mの
2本の滑走路で、アジアのハブ空港をめざすそうだが、
負けてはならない。
(日本砕石新聞(平成16年7月30日)広告掲載) |
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●平成16年6月30日 |
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【 太陽に向かって汗をかいている 】 |
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7月1日、日銀短観が発表された。景況感が13年ぶりに
高水準となった。勝ち組がいる一方で、我々業界は必死になって
インフラを支え、ダム、道路、空港など安価な骨材を供給した。
アバウトな資金繰りが命とりになったユーザーさん。
資金力のあるユーザーさんはプラント休止や廃業。老舗企業が
なくなるのは残念でならない。
追い打ちをかけるように、今年から素材の急騰が始まった。
今年の成長率、中国は9%、アメリカは5%と予想されている。
鋼材、鋳物部品、ベルトなどの消耗品価格が上昇しており、
着地が見えない。中国のガリバーぶりは規制しているにも
かかわらず失速しない。
上海では8月19日から22日まで上海国際建築建材展、
11月16日から20日まで上海バーマ2004が開催される。
当社取引の北国銀行さんも6月に支店をオープン。
関西の老舗天ぷら“一宝”さんも来年出店。不動産価格も
上昇中で上海ブームは続くと思われる。
7月11日の参議院選挙、自民党が51議席死守できるのか。
法案成立率95%はよく頑張ったと思うのだが。
年金やイラク問題で経済再生が論点にならないのが残念。
5年ぶりにクアラルンプール訪問。
完成したペトロナス・ツイン・タワーを案内してもらった。
日本と韓国で競って建てた、太陽でキラキラ光る
合金のタワーは素晴らしい。日本の土木、建築技術を
駆使すれば2年で完成できる。六本木ヒルズもよいが、
まず東京、大阪のベイエリアにインフラの整った
若人の住居など、ツインタワーを国の力で完成できないものか。
インターネットやベンチャービジネスが隆盛の今日、
太陽に向かって汗をかいている我々も忘れられては困る。
(日本砕石新聞(平成16年6月30日)広告掲載) |
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●平成16年5月30日 |
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【 第31回全国砕石大会 】 |
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5月25日、第31回全国砕石大会が鶴田会長(鶴田石材社長)の
もと、約700名が参加し広島市で開催された。
役員改選では、久保副会長(豊工業会長)が勇退され、
山本副会長(中央砕石社長)が選任された。
6月3日、全国砂利業者大会が加藤会長(相模興業社長)のもと、
800名が参加し新潟市で開催された。
業界が気になる日本道路公団の民営化は、6月2日民営化4法が
成立した。約44兆円の債務を45年以内で完済、高速道路整備計画
(9342キロ)の未完成区間約2000キロのうち、700キロは
全額税金を投入、無料道路として建設する計画である。
今年からの素材高騰は、未だ止まらず、ついに生産財まで
波及してきた。中国の勢いが止まらないのも原因の一つ。
中国砂石協会が2002年度骨材の生産量は30億トン以上と発表した。
日本は7億トンなので、約4.3倍。しかし、セメントは
中国7億トン、日本は6000万トンで、約11.6倍。まだまだ骨材の
需要は伸びるという事なのか。中国での採鉱許可証を有する
企業は約4万社。全国には約10万社あるといわれ、正確な数値が
把握できないのかもしれない。恐ろしいガリバーである。
(日本砕石新聞(平成16年5月30日)広告掲載) |
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●平成16年4月30日 |
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【 鋼板価格いまだ上昇中 】 |
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鋼板価格いまだ上昇中である。新日鉄提携グループとJFE スティール(旧川鉄、NKK)は鉄鉱石や石炭の原料高を吸収す ることができないでいる。一番困っているのは町工場の皆さん。 鋼材が廻ってこない。販売店も手間のかかるユーザーはおこと わりでは、節操がない。
スウェーデンスティール社の基本理念は、全世界の顧客に安 定供給すること。いかに中国が活況で価格魅力があっても実績 ベースを基本としている。当社のユーザー様には安定供給して おり、ご迷惑はかけていない。 2002年度の骨材需要が発表された。前年比5.1%減の7億800 万トン、平成2年のピークより33%減となる。2003年度につい ても厳しく、7億トンを割り込むと思われる。 22日、圏央道訴訟で住民側が勝訴した。これは納得がいかない。 採石場内を圏央道が通る。広い採石場内を道路を通せば交渉も 簡単と誰も考える。道路が通ったため跡地を売却できず倒産し た会社もある。国のためと思い承諾した人がいる一方で、反対 した個人が善人では、なにかおかしい。
公共事業特に道路、空港は完成して経済効果が生まれる。 計画段階では議論せねばならないが、着工した首都圏の インフラ整備は早期に完成せねば日本は世界から忘れられる。
(日本砕石新聞(平成16年4月30日)広告掲載) |
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●平成16年3月30日 |
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【 日本のインフラ整備 】 |
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この一カ月、H形鋼はトンあたり東京75,000円で上昇中、鉄筋棒鋼 は55,000円で変動なし。しかし製鋼原料、鉄スクラップの市中価格 が続落している。中国や韓国が買い控え姿勢を強め、国内流通業者 が値上がり期待から抱えていた手持ち在庫を放出したためである。
急騰への警戒感が台頭してきた。
4月1日に成田国際空港株式会社が発足する。
東南アジアの空港は広い。成田は狭い。逆にこの狭さをプラスに考 えれば勝機はある。楽しいエンタテイメントやショッピングで活性 化させればよい。 ヒースローやドゴール以上のアイデアを期待する。
来年2月開港予定の中部国際空港。トヨタ、ソニー、三菱重工業
などの企業が中国に押されがちな国内工場に活力を入れ、競争力が
一段と高められると期待する。
我が国のインフラ整備は東南アジアに負けてはならない。
空港・道路は早期完成をめざさねばならない。
(日本砕石新聞(平成16年3月31日)広告掲載) |
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