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<小坂社長 の独り言2007>
2007年

 1月5日
明けまして おめでとうございます。
     今年も よろしくお願い申しあげます。



 1月8日 久しぶりに、ゆっくり読書ができた。


五木寛之の22年前の作品。「風の王国」全3巻、加筆・改訂版。なんと横組み、1巻ー1,050円、

ロマンチック・ミステリー、関西圏の二上山や仁徳陵。

私も小学校6年の頃、友人と2人で山頂をめざし、金剛石を採取した。

かたく、多面体をした直径4ミリぐらいと記憶している。

最近の作品は立ち読みだが、このころまでの作品が好きだ。若い人に読んでもらいたい。


五木寛之   (1932年生まれ)  1966年「モスクワ愚連隊」

沢木耕太郎 (1947年生まれ) 1986年「深夜特急」

村上春樹   (1949年生まれ) 1989年「ノールウェーの森」。 2006年フランツ・カフカ賞

村上龍    (1952年生まれ) 1976年「限りなく透明に近いブルー」


我々(私は1948年生まれ)、団塊の世代族。私は特にこの4人の影響を受けていることは確か。

ワインで表現すると、村上春樹さんはブルゴーニュ。 ピノ・ノワールの豊潤な輝き。

村上龍さんはボルドー。 カベルネ・ソーヴィニョンのタンニンの力強さ。

と、勝手に思っている。


                              明日から、ビジネス。戦場だ。



 
1月17日 ドーンと突き上げる振動で飛び起きた。今日は阪神大震災から丸12年。

6,434人の犠牲者の冥福をお祈りしたい。


2月22日 辛抱たまらず、ついに日銀は政策金利を0.25%上げ0.5%にした。利上げは昨年7月に上げた。

8年半ぶりに0.5%になった。


当社の手形割引レートは、昨年7月。1.875%であったが、ゼロ金利解除で除々にあげられ、

先月に2.125%になったところだ。


またまた利上げされ、銀行との駆け引きがはじまるが、最終は2.375%になるまでの戦いである。


もっと、もっと、わが国の内需が拡大し、インフレにふれるまで辛抱すべきである。力がつけば、

ど〜おんと、4%ぐらいあげればよい。マイナスの要素が多すぎる。中小企業は特にである。


諸外国も、小手先の利上げなど評価しない。利上げすれば円高にふれるのが常識であるが。

円高にならない。

円は、いまやドルと同じで国際競争力がない。力がつくまで、力をつけるまで、内需拡大の政策を

せねばならない。


安倍首相に頑張ってもらわねばーーー。



4月23日 3月30日に「東京ミッドタウン」がオープンした。

六本木ヒルズは若者が多いと感じたが「東京ミッドタウン」はオバチャンが張り切っている。

ショピングと会食が気楽にできるからか?


23日から29日まで、ミュンヘンでバーマ2007が開催される。スウェーデンスティールの

増設プラント視察をかね、6年ぶりに当地を訪問する。


ミュンヘンとストックホルムの今をレポートしたい。




 5月14日 4月25日から5月2日まで、フランクフルト・ミュンヘン・アルプス近郊・ストックホルムを訪問した。

ミュンヘンの最高気温は25度、平年気温より10度高い。

ストックホルムは15度で7度高く。世界の温暖化がヨーロッパでも起こっている。



関空09:55発、フランクフルトに14:05着。時差は7時間(サマータイムで)。

ホテルは乗り継ぎなので空港近く。入国はあっけなく、並んで5分、税関も「ハイどうぞ」でおしまい。



初めての都市、どんな都市か知りたい。8時ごろ夕食がお開きになり(11名メンバーの団体)、

2人で夜の都市(街ではない)に、高級店がならぶゲーテ通りへ。

タクシーで25ユーロ、25分かかった。



                    
                           
ゲーテ通り



石畳で、いかにも高級、プラダ・エルメス・ヴィトン・シャネルなどメジャーがいっぱい。

しかし夜の8:30分、100M先を見ても人は5、6人。人がいない。

お店はクロウズ閉まっているのだ。

ガクッときたが、気を取り戻し、美しいマイン川に向かって散歩することにした。


夕食に飲んだビールがおりてきた。トイレはどこだーー。

街角にカフェがあるが〜〜。バイキング形式のお店があった。入るとカードを渡された。

なにこれ? トイレが地下にあった。ああ落ち着いた。


このカードは、注文すればカウントし、出る時に精算。支払うシステムになっているようだ。

おなかはいっぱいなので、また来ますと出てしまった。すいません。


高層ビルがあり、広い公園があり、浮浪者もいない、身の危険を感じない商業都市である。

どうも道が間違っているようだ。前からきた老夫婦に尋ねると、老メガネを出して親切に教えて

くれる。


                    
                   
  お月さんが美しかったのでパチリ



ユーロタワーを見てマイン川をわたる。ウンターマイン橋から左手に歴史博物館、

右手に世界文化博物館などの眺めはすばらしい。


                                続く。次回はミュンヘン。




5月16日 4月28日土曜日のミュンヘン。快晴、昼の気温25度。4月の最高気温は30度との事。

イーザル川の水位も例年より1メートル低く、夏の水不足が心配されている


6年ぶりのミュンヘンだ。


広場では、市場があり、魚、野菜、果物と何でもそろう。土曜日のお昼、家族ずれや観光客

でテーブルはいっぱい。皆さんビールをもってワイワイガヤガヤ。白アスパラの季節。


新市庁舎の前はマリエン広場、11:00、高さ85メートルの中央部には32体の等身大の

人形がおどる仕掛け時計がある。人でいっぱいだ。



三越にて買い物し、今日のイベント、極上ビールをビアホールの殿堂。ホーフブロイハウスで

飲むゾーー。1,200人入場できるが、お昼なのに、すでにいっぱいで奥に奥にと追いやられー。

しかし、英語しか話さないガイドオバサン2人は強い。13人分の席を確保。



まずは、定番ビール、ホープブロイオリジナルで乾杯。次は上面発酵タイプのミュンヘナー



料理は、定番の白ソーセージと白アスパラ。次はカリっと揚げたカツレツに、カリッと香ばしく

焼いた豚のスネ肉の名物料理を堪能した。もちろんポテトとパイかパンかわからんプレッツェルも。




6年ぶりだが、この周辺はどこも変わっていないようだ。歴史を残す。よいことだと思う。

時間がなく、高級ブテックのマクシミリアン通りはパス。カメラを忘れ写真がない。残念。



                                  続く。次回はストックホルム。



5月21日 4月29日、日曜日のストックホルム。早朝の散歩、気温4度。さすがに風が冷たい。


ストックホルムの人口は約80万人、14の島からなる街。

宿泊ホテルは新市街の中央にあるセルゲル・プラザ。ほんと街の中心にある、

セルゲル広場まで北へ1分。中央駅まで西へ7分。

旧市街ガラム・スタンまで南へ7分で散策には絶好の位置にある。


                   


朝食は日本食もあるとの事で、久しぶりに味噌汁だ・・・・と思っていたが。

日本人が少なくなり、今はメニューにないそうだ。またまた洋食になる。ガクッ・・・・。  
 


お昼になると気温15度になった。人がどんどん増えてくる。



セルゲル広場から北は歩行者天国、ウィンドーショピングをしながら7分でヒョートリエット広場。

市場があり、色とりどの花、イチゴなどの果物、野菜など、すごく活気があった。


                    
                      
 ヒョートリエット広場


この周辺は総合ショピングセンターが多く、地下はスーパーマーケットになっていて、

またまたすごい混雑。たくさん買い物するわで、われわれは見てるほうがベター。コンビニが楽。


広くて、気の張らないガレリアンショピングセンター。地下に雑誌の大型ショプがある、ワイン誌、

住宅などの不動産誌、大衆誌など、なんでも揃う。


                   
                    
ガレリアンショピングセンター


ただ、カードにて支払うとき、「ダイナース」 ノー。では「アメックス」 ノー。「キャシュ オンリー?」

ノー。3枚しかカードは持ってきていない。ラスト「ビザ」はどうだー。オーケー。


ヨーロッパで地元のお店は、やはりアメリカ嫌いか、欧〜米〜化〜・・・・になってないゾーー?


                                
                                        次回はアルプスの街


                                      
6月18日 次回はアルプスの街から、はや4週間も過ぎてしまった。申し訳ない。


ストックホルムの旧市街ガラム・スタンは街一番の観光地、土産物屋さんでいっぱい。

地元の人たちも唸る専門店あり、カフェありで退屈しない。ビールを飲みカワイコチャン眺めて

いるだけで、ここは日本ではないと実感できる?


                   
                         
ガラム・スタン


ミュンヘンから車で2時間。

アルプスの街、ガルミッシュ・パルテンキルヒェン。オリンピックの誘致のためヒトラーが

西側のガルミッシュと東側のパルテンキルヒェン。このふたつの街を合併した



宿泊ホテルは西側、若者の街。土産物屋さんやカフェが多く、近代化されつつある。

東側は様子がかわり、上流階級が集う街。メルヘンの世界。中世の街。


                  
                     
 ガルミッシュの街


6年ぶりに伝統のショーと郷土料理。強いリキュールを飲まされ記憶がよみがえった。

東側の店、フラウンドルファー、民族衣装とダンスと音楽、この6年何も変わっていない。


ビジネスでもない限り、この地を訪れることはない。アルプスのアクセス拠点だ。


8月22日 お盆休みも終わりーーー。 しかし、あつい、炎暑、酷暑、砕石プラントは熱く燃えている。

7月29日の参院選、自民は惨敗した。安倍内閣は沈没するのかーーー。

先週、米国の個人向け住宅融資サブプライムローン問題をきっかけに連鎖株安・円高になり

パニックになった。公定歩合を緊急に下げ、現在やや歯止めになった感じである。


わたしは、われわれ素人は株や為替で一喜一憂しないほうが人生幸せだろうと思っている。


このパニックは、まだまだ続くと思われる。この6月、6年ぶりのストックホルム。円の弱さに

ガックリ。これだけ日本の国力は落ちたのか。かたや輸出企業は莫大な利益をあげる。


目に見えない大きなマネーが世界を陵駕(りょうが)しているのであろう。


企業の舵取り、国の舵取りは、社長や国の代表の安倍首相にかかっている。信任がなければ

やめねばならぬ。内閣改造がカンフル剤になるのか、見守りたい。





9月18日 16日、タイ・プーケットの国際空港で午後4時ごろ、タイのワンツーゴー社のMD82旅客機が

着陸に失敗し、林に突っ込んでで大破、炎上した。


死者88人、負傷者は43人。激しい雨、視界が悪く、水がたまっている中、なぜ強硬着陸を

2度までし、再度やり直しを試み失敗。スコールがすぎる余裕もなかったのか。


私も15回、プーケットを訪問している。確かに激しい雨のなか着陸もあった。空港のメンテも

最高とはいえない。骨材業界にいると着陸後の、つたわる振動で骨材の品質がわかる。


よくない。日本の空港は世界一。メンテや骨材の品質はトップレベルである。



                   
                           
AP=共同



12日、突然、安倍首相が辞任表明をされた。

16日、上海にいた。日曜日、日本語放送で総裁選の演説を聴いていた。福田さんは原稿を

読まず。麻生さんは原稿を読み、いやみな、いつもの麻生節で始まった。


異国で聞いていると不思議なもので、ナショナリズム、日本を思う心は、いやみな麻生さんの

方が、説得力があった。特に拉致問題のくだりは、私も涙がでて、テレビの前で泣いていた。


私は、いやみな麻生さんに、一票。




14日に、森ビルなど日系企業が中心に出資している、通称・上海ヒルズの棟上セレモニーが

行われた。お隣のビルで営業中のハイアット・リージェンシーも入居予定。高さ492メートルで

中国一の高層ビルになる。来年春に完成予定だ。



                   
                      右が上海ヒルズ 17日撮影



              次回、老舗天ぷら料亭「一宝」の上海店「花楽」(からく)のご案内



9月20日 大阪を代表する老舗の天ぷら料亭、「一宝」。創業は1850年。世界の賓客が訪れる超有名店。

16日、上海での夕食は、この「一宝」の上海店「花楽」Karakuを訪れた。



店主はオーナーの長男、関 豊一郎氏。大阪J.C時代からの友人、昨年7月開店。顔をだそうと

思いながら、過去2回の上海訪問、時間がとれずパス。日曜日も開店しているとの事で今回

訪れた。


Four Seasons Hotelから、上海の中心地から車で約10分、徐匯区斜土路2421号4号楼
                                     Tel (021)6438−3822

7:30P.Mの予約。日本風の平屋だろうと思っていたが、ついてビックリ、4階建て。



1階は、お茶席があり、お琴があり、正面に、生け花がありで日本風。右奥にカウンター席が

あった。夜の会席メニューは、梅ー490元から、菊、蘭、桜ー1,200元までの4種類がある。

都会の中の静けさ、カウンター席から日本庭園が浮かび上がっている。日本の職人さんが

手間隙かけ、つくりあげたそうだ。



関さんがカウンターまで挨拶にこられ再会の握手。「4階にいるので、ゆっくりしてて」


まずは先付け、前菜盛合せ、旬のお造りと、私は梅コースで、お造りはアワビとトロ、わさびも

天然ものだ。前菜も納得で、さすが伝統の舌つづみ。これからメインの天ぷらとなる。

まずは、エビから、我々の食べるペースに合わせ職人さんが目の前で揚げてゆく。



                    
                       
 私     関さん


関さんが戻ってきた。いままでの苦労話を聞いた。やっと、なんとかとの事。上海の人や台湾の

人が多く来てくれるようになったそうだ。


確かに日本人で超高級の格式のある「一宝」本店を訪れた人は何人いるだろう。

上海にいる駐在日本人に理解してもらおうと必死と思う。食材の厳選、伝統の技、天ぷら料亭の

格式に、彼は、今後も、こだわるだろう。



「小坂さん、マッタケたべる」 「あたりまえだのクラッカー」

いやはや、マッタケの天ぷら、おいしかったなァー。



ラストは小エビのかき揚げ。天茶がグー、赤だしとお漬物で。

デザートは抹茶のアイスクリームとマンゴ、自家製で、ハーゲンダッツにも負けない・・・・との事



日本から持ち込んだお宝、金額のつけられない骨董、屏風、よくもここまでしたものだと感心した。

2階、3階は小部屋。2名から10名に対応でき。4階の大広間は20名までの椅子席。



大広間は隣に厨房があり、小部屋も職人さんが目の前で揚げてくれる。


「これだけもの、いくらかかったの」の質問には、返答なしでした。



(現在 閉店されています)




11月14日 10月20日、バンコクにいた。プーケットまでの乗り継ぎが3時間待ち、5時間待ちと常識では

考えられないが、タイでは常識であるらしい。軍事政権では観光優先ではないようだ。


選挙が終わるまで、ようわからんタイ経済だ。今後はTG便がもとに戻るまでシンガポール便で

プーケットに行く方がいい。関空、午前便で午後7時30分着だ。



バンコクの地下鉄を郊外へ延長するプロジェクトが発表になった。最新の技術だ。ホームは広々

スイカはもちろん、1日券、120バーツで買えば、どこまでも行ける。ただ、地上の入り口で

荷物検査、構内にトイレなしで、テロ対策と人件費削減は理解できるが、日本なら大変なことだ。



                      
                      
bmurg提供  
                           改札口 1階下に電車が走る。 



いままでは、地域の雑居ビルが栄華の象徴であったが、今は簡単に移動できるので、明るくて、

清潔感があり、サービスのよいところに人が集まる。強い経済成長力が肌で感じ取れる。



帰国時、市内のホテルから、日曜日の午後6時頃であったが、タクシーで空港まで22分で到着。

さすがに、早くて驚いた。タクシー代210バーツ、高速料金70バーツ、計280バーツ。1050円。





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